「ウミガメ何を食べるのでしょうか?」
ウミガメは基本的に雑食性で種類によってエビやカニ類や海藻類・海綿類・クラゲ類を選択的に食べています。
海藻類だけを食べるのかと思っていましたが、意外にもエビやカニも食べるんですね。
この記事ではこんなことをまとめています。
- ウミガメは何を食べるのか?
- ウミガメは何種で何呼吸なのか?
- ウミガメは何歳まで生きるのか?
ウミガメ何を食べるのか、何種で何呼吸なのか、何歳まで生きるのかを含めて順を追って説明しますね。
ウミガメは何食べる?
アカウミガメは貝・カニ・ナマコ・ヒトデを食べており、アオウミガメは海藻や海草を食べています。
アカウミガメは外洋性のウミガメで、基本的に沖合に住んでいます。
貝やヤドカリなど硬い餌を好んで食べるため顎の力が強く、頭が大きいです。
アオウミガメは沿岸に住んでいて、ダイビングで一番会える確率が高いウミガメです。
海藻や海草を食べるベジタリアンでありますが時にはクラゲを食べることも。
アオウミガメはトコロテンの原料である天草も食べてしまうので、天草漁師にしてみれば邪魔な存在でもあります。
アオウミガメのクチバシは海藻や海草を食べられるように縁がノコギリ状になっているのが特徴ですね。
水族館や飼育しているところでは冷凍された魚・エビ・イカ。オキアミを与えているようです。
クラゲを食べるウミガメの種類は、海中にあるビニール袋を食べてしまうこともあるようです。
ウミガメは何種で何呼吸?
では、ウミガメは何種で何呼吸なのでしょうか?
調べてみたところ、ウミガメはカメ目ウミガメ上科に分類される構成種の総称のようです。
現生種はウミガメ科とオサガメ科の2科・6属・7種が知られています。
日本近海ではアカウミガメが福島県・石川県以南の本州・四国・九州・南西諸島に住んでいる。
アオウミガメは南西諸島・小笠原諸島に住んでいる。
タイマイは奄美諸島以南の南西諸島で確認することができます。
ウミガメが産卵の際、流していると言われている涙だが、これは体内に溜まった塩分を涙腺から排出しているだけなのである。
世界には8種のウミガメが住んでいると言われております。
その中でもアカウミガメ・アオウミガメ・タイマイ・ヒメウミガメ・オサガメ・クロウミガメの6種類が日本に住んでいると言われています。
ウミガメは海洋性爬虫類のため肺呼吸を行います。
人間と同じく肺呼吸をしているので息継ぎのために海面に上がってくるのです。
約1時間は息を止めていることができ、夜眠っている時には3時間くらいは潜っているようですね。
最長で3〜5時間息を止めている場合もあるそうです。
運が良ければ海面に顔を出している様子が見られるかもしれませんね。
ウミガメは何歳まで生きるの?
ウミガメは何歳まで生きるのでしょうか?
調べてみたところ、野生のアオウミガメの平均寿命は80歳くらいだそうです。
ことわざで「鶴は千年、亀は万年」とあるくらいカメは長生きのようですね。
今まで確認された長寿のカメは「マリオンのゾウガメ」です。
捕獲時50歳くらいだったゾウガメが152年間も飼育されていたそうです。
180〜200歳まで生きていたと推測されています。
ゾウガメほど長生きではないがウミガメもカメの中では長生きだと言われています。
近年の研究では甲長60cmのアオウミガメが90cmになるのに約23年かかった例があります。
生息地によってウミガメの成熟年齢が違っており、北西大西洋で18〜50年、オーストラリアでは40年以上とされています。
ウミガメは成熟した後も長く生きられると考えられております。
人間と比較してみると成熟するのにかなりの年月がかかっていることがわかります。
日本人の平均寿命は男性で79.94歳、女性では86.41歳と言われております。
日本人より長生きするウミガメがいても不思議ではありませんよね。
ウミガメは脊椎動物の中では長寿です。
ウミガメの四肢は上下に平たく、前脚は長大で、泳ぐときは前脚を櫂のように水をかき、後脚で舵を取っています。
ウミガメは寒い地域を除く全世界の海に分布しており、アカウミガメは温帯から亜熱帯、ヒメウミガメは熱帯の海によく見られます。
基本的に一生を海中で過ごし、メスの産卵以外は陸に上がることはありません。
メスは陸に上がったら潮が満ちてこない高台にピンポン玉ほどの卵を一度に100個ほど産みます。
まとめ
ウミガメ何を食べるのか、何種で何呼吸なのか、何歳まで生きるのかについて調べてみましたが、種類によって海藻や貝を食べており、カメ目ウミガメ上科に分類され肺呼吸、ウミガメは長寿であることが分かりましたね。
ポイントをまとめますね。
・アカウミガメは貝・カニ・ナマコを食べている。
・アオウミガメは海藻・海草を食べている。
・ウミガメはカメ目ウミガメ上科で肺呼吸。
・ウミガメは長生きである。
ウミガメの生態が気になる方は、この記事を参考にしてみるのも良いでしょうね。
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