「おたまじゃくしは何を食べるのでしょうか?」
おたまじゃくしは基本的に何でもよく食べる雑食性で、野生下ではミジンコや微生物、魚の死骸、水草までさまざまなものを食べています。
あの小ささからは想像できないほど何でもよく食べる雑食性とは驚きですよね。
この記事ではこんなことをまとめています。
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- おたまじゃくしは何を食べるのか?
- おたまじゃくしの飼育で共食いはあるのか?
- おたまじゃくしが動かなく元気がないときの対処法とは?
おたまじゃくしは何を食べるのか、飼育で共食いはあるのか、動かなく元気がないときの対処法があるのかを含めて順を追って説明しますね。
おたまじゃくしは何食べる?
おたまじゃくしは何を食べるのでしょうか?
調べてみたところ、野生のおたまじゃくしはミジンコ・微生物・魚の死骸・水草を食べております。
おたまじゃくしは四肢がなく、えら呼吸で水田や池など身近な淡水に住んでいます。
大きさや体色はカエルの種類によって違い、最大級のウシガエルのおたまじゃくしは最大15センチに達すこともあります。
カエルは2月〜3月が産卵期になり、水田や川、水たまりで卵を産みます。
おたまじゃくしは春の季節を迎える頃には見かけることがあるでしょう。
地域にもよりますが6月中までならおたまじゃくしを見ることができます。
野生のおたまじゃくしを捕まえる際は素手で触らないようにしましょう。
おたまじゃくしの皮膚はデリケートなので人の体温で火傷してしまうことがあるのです。
家でおたまじゃくしを飼う場合、餌は鰹節や煮干し、パンや米粒も与えてみましょう。
他にもほうれん草やキャベツ、レタス、きゅうりなど野菜も食べます。
水槽が汚れるのが嫌いな方には熱帯魚用の人工餌を与えてみるのも良いでしょう。
おたまじゃくしはよく餌を食べるので水槽に水草を入れておくと餌不足を解消してくれます。
おたまじゃくしの飼育で共食いはあるの?
では、おたまじゃくしの飼育で共食いはあるのでしょうか?
調べてみたところ、おたまじゃくし同士で共食いをすることは基本的にありませんが、種類や飼育環境では共食いすることもあるそうです。
特に餌不足になると弱っているおたまじゃくしが共食いされ、先に産まれた個体が他の卵を食べてしまうこともあります。
他にも狭い水槽や飼育ケースで大量のおたまじゃくしを入れてしまうと共食いが発生しやすくなりますので注意しましょう。
幅60センチ四方の水槽であれば、おたまじゃくし20匹程度にしましょう。
肉食性が強いツノガエルのおたまじゃくしを飼育する場合は単独飼育が良いでしょうね。
基本的に餌不足になって共食いする場合が多いのですが、違った理由で共食いをする種類もいます。
バリアビリスヤクガエルの場合、同じ場所にいる場合兄弟であっても共食いをしてしまいます。
同じ場所に2匹以上のおたまじゃくしがある場合、残り1匹になるまで共食いをしてしまうそうです。
多種類のおたまじゃくを同時に飼育することも、成長スピードに差があったりするので共食いの可能性があるのでおすすめできません。
おたまじゃくしは雑食性なので時には死んでしまった親かえるを食べてしまうこともあります。
おたまじゃくしは植物性の餌よりタンパク質を含む動物性のものを好むようです。
遅れて産卵した卵塊に群がり、卵が孵化するのを待たず食べてしまう場合もあります。
おたまじゃくしにしてみれば生きていくためには共食いは必要な行動なのです。
おたまじゃくしを飼育する場合は餌不足にならないように注意をしましょう。
おたまじゃくしが動かなく元気がないときの対処法は?
おたまじゃくしが動かなく元気がないときの対処法はあるのでしょうか?
調べてみたところ、まずは餌を変えてみましょう。
おたまじゃくしは雑食性ではありますが、肉食の傾向があり、水草や藻ばかり与えていると弱ってくる場合があります。
一番良いのは野生で暮らしていた時に食べていたものを与えると良いでしょう。
近くに川があればエビや虫を捕獲してあげてみましょう。
難しいようであれば市販の動物性の餌を与えてみましょう。
特に冷凍アカムシを好んで食べますので、餌を変えることで元気になる場合があります。
他にもおたまじゃくしに適した水で育てましょう。
水道水をそのまま使うのではなく、塩素をしっかり抜いてあげてください。
水道水を汲み置きして2〜3日外で陽に当てることによってか塩素が抜けます。
時間がない場合は水道水の塩素を中和する薬剤を使っても良いでしょうね。
おたまじゃくしの水槽は汚れやすいので3日ごとに水を半分の量で入れ替えましょう。
水温は23〜25度が良いでしょう。
おたまじゃくしは水質の悪化に弱いため、濾過装置を設置して、水が汚れたたらまめに水を交換しましょう。
まとめ
おたまじゃくしは何を食べるのか、飼育で共食いはあるのか、動かなく元気がないときの対処法はあるのかについて調べてみましたが、肉食中心でミジンコや微生物を食べており、飼育環境によって共食いがあり、動かなく元気がない時は餌や水を変えてみることが分かりましたね。
ポイントをまとめますね。
・おたまじゃくしはミジンコ・微生物・水草を食べている。
・餌不足になると共食いになることがある。
・狭い水槽で大量におたまじゃくしを飼育しても共食いになることがある。
・おたまじゃくしが動かなく元気がない時は餌や水を変えてみましょう。
おたまじゃくしの生態が気になる方は、この記事を参考にしてみるのも良いでしょうね。
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